貴社の現状をまず把握してください。
すでに メンタルヘルス不調による欠勤者や遅刻早退が
目立つ状況でしょうか。
目立っていなくても 年々増加傾向にありますか?
このような場合は 2次・3次予防が優先となります。
2次予防とは メンタルヘルス不調に悩む従業員の
早期発見とその対応
3次予防とは すでに発症している従業員への対応と
復職のための支援 をいいます。
3次予防は 事業所内のメンタルヘルス対策担当
スタッフだけでは 判断しきれない部分を含んでいます。
発症したケースの場合、 医師の判断・アドバイスを
適切に取り込んで 進めていく必要があります。
一方、まだそれほどメンタルヘルス不調者が
目立っているわけではない、しかし時代の流れと、
今後の従業員の健康の保護増進のために
メンタルヘルスケアに取り組みたいと考えている場合は、
1次予防に取り組んでいきます。
1次予防とは メンタルヘルス不調の悩みはなくても、
すべての従業員に対して現在の健康状態を維持増進
するために 心身の健康に関する情報提供や
教育研修を提供するものです。
もし、仲間のうちで発症しても、ストレス病に
かかわる知識と理解をもつことで
あわてずに 偏見なく対処できると考えられています。
また、自分自身のストレス管理を実施することは
日常の仕事や仕事外の生活に意欲や生きがいを見出し、
より充実した日々を送るための基本です。
このように、貴社の状況に応じて まず優先事項はなにかを
捉え メンタルヘルス対策に 取り組んでいくとよいでしょう。