ザックジャパンがアジア杯で優勝したニュースで溢れています。
日本ーオーストラリア戦を勝し、日本が4度目の優勝を飾りました。
アルベルト・ザッケローニ監督の手腕が誉めたたえられていますが
その中に「イタリア人らしくない」「地味な 冷静な監督」「日本人に近い」
、という表現があり
面白いなと注意を引きました。
なんでも、解説者(アナウンサー?)によると、イタリア人は
「陽気で明るい」とのこと。そして「ちょい悪」のイメージが強いらしい。
それって イタリア ナポリ出身のパンツェッタ・ジローラモさんの
ことではないだろうか、、?
同時に、「地味で冷静」なのは日本人、ということ?
うーん、派手で 熱い日本人もいっぱいいるゾ?
極端なステレオタイプを公共の電波で流しているなぁ、と((笑)
■ ステレオタイプ?
ステレオタイプとは、ある特定の集団の属性(特徴のようなもの)として
過度に それらを一般化(全員に当てはまるかのように考えること)
することです。 色つきのサングラスのようなものです。
赤い眼鏡をかけると すべてが赤く見えるような。
とはいえ、この知覚による
身勝手な作業は それなりに
私たちにとっては大事な機能です。
これによって日々、一時一時 知覚する膨大な情報を
自分にとって「見える」「聞こえる」部分だけ 切り取り
記憶していくことで、整理しやすくなるわけですから。
この「見える」「聞こえる」という選択には
私たちの”心”が強く影響しています。
私たちは情報を選んでいる、ということです。
さて、そんなこと(ステレオタイプ化)をする目的は
1 拾って、捨てて、大切な情報だけ記憶します。
つまり 整理しやすいんです。
2 他人の行動を予測しやすくなるので、
気持ち的に 自分では安心します
3 他人の行動に説明がつくので、
これも 自分に安心感をもたらします。
つまり、案外自分勝手な機能なのかもしれません。
そのため、必ずしも正しい情報を拾っているとは
言えないのが リスクです。
現実には、(時には本人たちにとっては)
イタリア人の 明るくて陽気で プラスちょい悪な人は
統計的に 納得のいく確率にはならないかもしれない、
ということです。(おそらく ならない)
逆に 地味で冷静な日本人も 統計的に
少ない確率、ということがあるかもしれません。
ステレオタイプが 公共の電波で
独り歩きしなければよいのですが・・。
■ 「サングラス」の小話、おまけ
目が弱点の私は 疲れや不調がすぐに目にきます。
先日、奇麗な眼医者さんに さらっと
「淵上さん、悪化させたくなければ
普段できるだけ 紫外線避けてくださいね、
そう、サングラスがいいですよ」と。
運転用に派手なサングラスを持っていましたが
(車中なら 派手なのもいいかな・・と)
外ではさすがに勇気が無いので
(何、あの人、といわれたくないので)
新しいものを買いにメガネやさんへ。
グラス部分の大きな、チャコールの縁の
‘まるで浜崎あゆみ風 ♡ (これもステレオタイプ?)”
わくわくしながら
試着のため手に取った私の手を
ガッツっと止める誰かの手・・・
夫の手でした。
「やてめおけ・・」と一言。
みつかってしまった
わらってごまかした瞬間でした。
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