2010年4月30日金曜日

GW 壁画アートコンテスト

GWの初日、(といっても我が家は今日も仕事)
周辺マンションのイベントで
「壁画アートフェスティバル」が開催されました。

マンション敷地内のパティオス(中庭)の
長い長い通路の一つを利用して
大きな壁画ペインティングを描き、
結果を街中で審査するというイベントです。

大きな絵・・これは子供たちには魅力的で、
先着30組のみ、
しかも 商品は
金賞は1本 ディズニーランド入場券4組
銀賞 3本 ホテルMのお食事券
他6本の理事賞 などなど

みんな本気モードです。

我が家は娘と彼女の卒業友達、おまけに息子(笑)
私は やんちゃな息子の見張り役。
(写真はありませんが、私も息子と色違いのエプロンをつけ
中庭を追いかけまわしてました)

申込は2週間前。受付開始後、娘に頼まれて
朝一番で申し込みに行く私。

娘たちは数日前からメールで内容を打ち合わせし、
下書きを準備して挑みました。

さて、、下記はその様子。



朝、息子はエッフェル塔の絵のエプロンをつけやる気満々。
がさごそ・・探しているのは・・お菓子。
このへんにこれで、あのへんがああで・・打ち合わせ。真剣。
絵具はそろってるかなぁ。 真剣。
お水遊び・・・・・・真剣。・・・・・・・・・・あぁぁぁxxxびしょびしょxxxx。

中庭はツツジの迷路
さて、開始。 絵にはメッセージがあるそうです。
一応 彼の参加もあり。手を塗られ・・・
娘 「ママぁ だっこしてて。手でスタンプさせるから。」
・・・・・・・・・私だけ重いじゃん。・・私だけ。

お花のなかの地球から出た芽の部分。(最初の絵をご確認ください)

9時から始めて 他はどんどん仕上がり・・

とうとう娘たちだけ。しかも、お弁当準備してるし・・。

以下は名画数点のご紹介。



4時、結果発表です。

緊張の中、最後に、、きたーっ!  「15番、金賞です!」キャー!!!

一番に前にかけだしたのは娘・・・
ではなく、 息子・・・。

環境への懸念というメッセージと、構図・色合い、最も多く票をあつめたそうです。

頑張りました、お疲れ様でした。(お疲れ様、私・・誰も褒めもしないし、賞もないし・・)

2010年4月16日金曜日

巨人の足跡? パレイドリアの現象

春だというのに 一部ではまだ雪が降る天候とのこと、
一日おきのお天気の悪さに
体も付いて行くのが大変です。

冷水と温水を交互に浴びると
お肌の新陳代謝に良いそうですが、、
寒さと暖かさを交互に感じるのは
何かいいことでもあるのでしょうか・・?

雨天が多いのでつい車で移動してしまう日々、
駐車場で子供たちが大きな足跡の形をした染み(しみ)を発見。(↓)

「足跡だ!」と娘。
「大きいね。」と息子。
「巨人のじゃない?」と私。

・・・・キャーッ♡!!」と子供たち。

一度先入観を持つと、それ以外にもう見えません。
もう、心の中は 駐車場にあらわれた巨人の想像でいっぱいです。

■ パレイドリアとは?

一度そう見てとると、
なかなかその知覚から抜け出せないことは
日常でよくあります。

想像で楽しむにはいいのですが、
不安や恐怖を伴った時には、
ちょっとご遠慮願いたい現象です。

困るのは思考にこれが起こった時、
視界を狭めてしまうこと。
もっと心をやわらかくしてくことができれば
物事を多角的に見ることができるのに、
そこに先入観がしがみ付いてしまう時です。

こうなった時はもう、パレイドリアに
その場からご遠慮頂くまで
こちらがその場を離れるのがいいのかもしれません。

違う空気を吸うことで
気持ちの切り替えが自然とできることもありますし。
もっとも そこに別の巨人(パレイドリア)が
再度現れなければ、ですが(笑)

数年前に私の講義を受けられた生徒さんから、
お手紙いただきました。
こんな便りには いつも励まされ、刺激をもらいます。

私も負けないよう頑張ります!





2010年4月15日木曜日

これも立派な認知的バイアス・・?


子供の歌に 出だしがこんな歌があります。
♪ 大型(おおがた)バスに乗ってます、切符を順にまわしてね♪

音の出る絵本から息子も学び よく歌っているのですが、
必然的に私たち家族も覚えてしまいます。

ある日、つい口ずさんだ私・・
大阪(おおさか)バスに乗ってます・・♪

すかさず 夫と娘が
「ちがぁう!大型(おおがた)バス!」

あれ?私 大阪バスなんて言ってた?
そうか、ちょうど大阪関係の仕事のことを考えながら
口ずさんだからかなぁ。
勘違い?錯覚? 認知的バイアス

その横で 何も気にしていない息子が
♪ 大馬鹿(おおばか)バスにのってますぅ・・♪

・・・はい? 息子よ、あなたはたった今、
何を考えていたのよ・・?

■認知的バイアスとは

認知心理学や社会心理学の考え方で
物の評価や意味付けをする際、
それらが自分の利害や希望に引きずられたり、
目立つ特徴に誘導されて
評価がゆがめられる現象をいいます。

様々なバイアスがありますが、
よくあるものではハロー効果(高学歴だから仕事もできるだろう、とか)
リスキーシフト(赤信号も集団で渡れば大丈夫、とか)
などがあります。

これらは 大きな判断ミスや
ヒューマンエラーを引き起こすこともあるので、
日ごろ どんなバイアスが起こりやすいか
認識しておくのも 予防の一つです。


昔から 動物やキャラクターが頭の「ペッツ」というお菓子がありましたが
(首を倒すと 小さなキャンディーが出てくる)
今はこんなにデザインアップ!
自分の興味で 息子に買い与えてしまいました。(↓)






2010年4月10日土曜日

日本の新しい心理学へ。

昨夜は デジタルハリウッド大学の匠教授のお声かけで、
ある交流会に参加させていただきました。
そこには 立正大学の斉藤勇教授はじめ、著名な方々の面々が。

予想もしなかった出来事は
法制大学の宮城まり子教授にお会いできたことでした。

パラオの仕事を辞めて心理職をライフキャリアとしようか、と
迷っていた5~6年前、宮城先生の講演を拝聴させていただきました。
まだまだメンタルヘルスや心理学の理解が
アンバランスな日本で
「キャリア」の概念をポジティブな見解で
広められたおひとりでいらっしゃいます。

昨夜は斉藤教授、匠教授、そして宮城教授、皆様と
たくさんお話をさせていただき、
嬉しい気持ちで帰宅いたしました。


オランダの幼馴染に娘がカードを準備。(↓)
オランダで生まれた娘の名前の由来は
日本と海外の人々を結びつけて欲しいという意味から。
日本で生まれた息子の名前には
日本から広い世界に道を開いてほしいという意味から。

とはいえ、娘は英語もオランダ語も、
やり直さなければ・・、という状況ですが(笑)
そして息子は 日本語もちぐはぐな・・。






2010年4月7日水曜日

女性に・母親に勇気をあたえた宇宙のロールモデル

宇宙飛行士の山崎直子さんが宇宙に飛び立ちました。
女性であり、さらに母親である彼女のチャレンジと夢の実現は
多くの女性たちに、しかも立場を超えた層に
よい「ロールモデルrolre model」となって
影響と勇気を与えたことと思います。

女性にとって結婚と出産は
キャリアの構築継続を考えたときに
高く高く立ちはだかる壁のようなものです。

女性としての幸せをつかんだ瞬間に、
キャリアの糸を断つかもしれない不安に直面します。

私も娘の出産とほぼ同時に
留学というチャレンジに挑みました。
子供のいない友人たちの中、
同じように時間を共有できないジレンマや
自分だけの努力では
学業に専念できない時間もありました。

でも、いまもこうして母業・妻業と仕事を
継続しています。
そして 山崎宇宙飛行士ではありませんが、
まだ残りの人生の中に
チャレンジしたい夢を持っています。

女性の人生の輝く時間を
長く長くしてあげられるのは、
こうした、家族や周囲の理解と協力が
あってこそ、そうでなければ成り立ちません。

実は、私はそれでいいのだと思うのです、
周囲を巻き込んで、感謝して、
お互いに思いやる関係が出来上がるからです。
そして、母親は自分のキャリアを
より大事に考えるようになるからです。

女性が働きやすい環境ができればいいと
思うのですが、それが当然と主張してしまうと、
家族としての意味が 変わってしまうような
また仕事への意味付けも変わってしまうような
そんな不安も感じています。

山崎宇宙飛行士のご主人のご理解や
子供の母親への誇らさと 一方
「自分の母親」だけではない存在への子供さんのさみしさは
山崎宇宙飛行士の仕事への姿勢や
モチベーションにいい影響を与えていることと思います。

見送るご家族の姿は
私がかつてパラオ出張に発つときの
娘の姿とダブって見えてしまいます。
まぁ・・地上と宇宙では
だいぶスケールがちがいますが・・(笑)

■ ロールモデル(モデリング)とは

バンデューラ(Bandura,A)が提唱した考え方で
他者の行動やその結果をモデル(手本)として観察することにより、
見ているものの行動に変化が生ずる現象のことと言います。

山崎宇宙飛行士やアスリート選手のように
社会的に、また子供の将来の夢に
思考的な制限を排除するような
良い効果もある一方で

犯罪や さらには
実際の人間以外の漫画やテレビの登場人物からも
影響を受けるという実証結果があります。

良い効果をもたらす使い方として
モデリング療法というものがありますが、
実際は もっと身近に
私たちはこの効果を活用しています。

親から子へ、
大人から子供へ。

大人として どの子供たちに対しても
その行動に与える影響への責任は
誰にもあるということなのでしょう。

2010年4月5日月曜日

ダメとわかっていて、なぜか「間違う」心理

先週末は桜が綺麗に咲き、
満開の花見を楽しむことができました。
とはいえ、春というにはまだ少し肌寒い気がします。

花粉症の私は、首筋の緊張がひどくなる季節でもあり、
足繁くマッサージに通う日々です。
「首がほぐれたので 腕に移ると
その間にまた 首が固くなってますよ(泣)」と
施術士さん泣かせの私。

最近ニュースで聞きなれてきた
魔がさして・・」の言葉。
果たして 魔がさして10回分もの間違いが起こるかというと
それは本人にしかわかりませんが、
本人が意識しないところで
「特定の行動」が起こるのってなぜでしょう。

かの有名なフロイトが 精神分析を確立する過程で
その現象を説明しています。
そう、有名な「無意識」のしわざだと。

■ 無意識に支配されている私たちの行動

かつてヨーロッパの哲学者が追及した「私」とは
「意識」上のものでした。
デカルトの「われ思う、ゆえに我あり」が それです。

一方フロイトは、意識の外にもう一つの意識があると主張し、
それは自分ではわからない心の部分だと言いました。
この「自分ではわからない心=無意識」が、
私たちの行動の大部分を制御していると

言うのです。

「魔がさす」間違いは、この無意識によるものです。
でもその根底には 別の感情があって、
その感情の表出を無理やり抑え込むあまりに、
違った形で行動に表れる、とか、

または、抑え込まれた本心が
意識上での回避より強く働いて
それに関連した行動という形で
「本音」が出ることもあります。

友人が集まって着こなしを褒めあう際、
「あなたにぴったりね」
「すごく似合ってる。素敵!」などと声をかける中、
苦手な友人に対しては 
無意識にも
「かわいいわね、その靴。」と
無意識ながらも、本人を褒められず
衣装の一部だけを褒めてしまう、とか・・。

気乗りしない会議の開会のあいさつに つい
「これから会議を”閉会”します」と言ってしまったり。

これらを「錯誤行為」と言います。

無意識の影響はほかにもあります。
思い出したくない記憶を忘却する「健忘」、
またはまったく無関係な身体症状としてあらわれる 症状、

また夢の中でのストーリーとなって現れるなど、など。

ニュースの中での「魔がさした」行為には
どんな本音や抑圧があったのか、
それとも 無意識になるほど習慣化された
役職間の風土があったのか、

それは誰にもわかりません(笑)

はるか、先に、東京スカイツリー!(わからん!)
この日、東京タワーの高さを超えたという記念に
高速上の車中からパチリ。

東京スカイツリーのHPはこちら(http://www.tokyo-skytree.jp/


しだれ桜が綺麗な週末でした。