2009年2月1日日曜日

人として? 組織人として?人事さんの葛藤を垣間見る

先週久しぶりに慶応CRLキャリアアドバイザーのスーパービジョンを
受けてきました。 電車の窓からは降雪が見え寒い日だったにもかかわらず、
久しぶりのSVは多くの皆さんが見えていました。

■ 最初の3分のインパクト


 講師の花田教授が話し出し約3分後、深く後悔する私がいました。
「これまでも休まずにきちんと参加すればよかった…!!」。
 冒頭に簡単に述べられたその日のagendaは非常に興味深く、

これまでも多くの情報を聞き逃してしまったにちがいない、と

容易に察することができました。
とはいえ、たった3分弱、その短い時間で聞き手を惹きつけるには

話し手の技術や人間性が 大きく影響していると思います。
First three minutesのインパクト、感服いたしました。

■ 立ち位置に苦しむ人事さんの葛藤


 さて、複数の企業から様々な加工事例(守秘義務を守るために
事例は
詳細が特定されないよう加工し、検討されます)や対処への意見を
交換する中、 大規模企業の人事の皆さんの葛藤を垣間見ました。
社員全員が心身共に元気に働くことが出来たらそれが

最高の状態なのですが、 規模が大きくなるほど「全員」とは
統計的にも考えにくくなります。
人事さん(または労務担当や管理者)は

その一人ひとりのキャリアと背景の人生と、 そして希望と…
何が彼らにとって最善なのかを常に模索しているのです。

 組織の中において、「個人」と組織のHappyな状態とは

必ずしも一致するとはいえません。 それは、
組織と個人の価値両立性の難しさから来るのかもしれません。
 どんなに組織が大きくなっても、

組織を機能させていくのは「人」なのですから、
役割を与えられてもそこに「心や感情」が働く、だから苦しいのでしょう。
 基準設定と理性的な自己のモニタリング、

そう簡単なことではないでしょうが、
自分自身を必要以上に苦しめないで、

頑張ってくださいね、応援してます。




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